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福山市歯科医師会 佐藤裕紀理事に聞く

8020運動は生涯通じて 痛くなくても定期的ケアを  「8020運動」の狙いや取り組みなどについて、福山市歯科医師会の佐藤裕紀理事に聞いた。(中島大)  「8020運動」は、一九八九年に日本歯科医師会によって提唱された運動で、二十本以上の歯が残っていれば、生活の質(QOL)を高く維持できることから、八十歳で二十本の歯を残すことを目標に始められた。  二〇〇一年に厚生労働省により策定された「健康日本21」にも「歯の健康」が取り入れられ、二〇一〇年には「八十歳における二十歯以上の自分の歯を有する者の割合を20%以上」という目標値を定めている。  福山市医師会では三年前から「8020コンテスト」を行っており、八十歳以上で二十本以上の歯をお持ちの一般市民を募集している。今年は四十五人の応募があった。  応募者の歯の状態はとても良く、毎年感心させられている。今年最優秀賞の方は、削ったり詰めたりしていない健康な三十本の歯をお持ちで、これはわれわれ専門家から見ても驚きであった。  歯は一回減ると本数は増えないので「8020運動」は、実は高齢者向けの運動ではなく、生涯を通じて歯を守っていこう、その結果として八十歳になった時に二十本以上の歯が残っているようにしましょうという運動である。  毎日おいしく食事ができることはQOLを維持する基本であり、全身的な健康を維持する最も大切な機能であることを理解していただきたい。  これには定期的なお口のケアを通じて、むし歯や歯周病を予防することが非常に大切であり、これからは痛くなってから歯科医院にいくのではなく、痛くない状態、つまりお口のメンテナンスの段階からわれわれプロフェッショナルの力を有効に使っていただければと思っている。

(2006/6/1)

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