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■口腔検査センター
口腔検査センターでは、歯やそのまわり、さらに口の中や顎に発生するさまざまな病気の検査を行っています。検査の結果は、治療や予防に利用されます。
このページでは、 検査の目的や方法について、順次、ご紹介していきます。
【むし歯リスク検査】
「むし歯を治療する」ではなく、「むし歯は予防する」が当たり前の時代になってきました・・・・。
むし歯リスク検査はだ液を集め(5分間)、むし歯になりやすさを判定します。
口腔乾燥症(ドライマウス)の検査も兼ねています。(別の機会にご紹介します)
同じように歯を磨いているのにむし歯になりやすい人となりにくい人がいると感じられたことはありませんか?
むし歯は、4つの要素 (1.むし歯の原因菌の量 2.歯の性質 3.だ液の量と質 4.食べ物の種類と時間)が重なり合って発生します。 この4つは人それぞれで異なっています。むし歯リスク検査は、むし歯菌(ミュータンス菌、ラクトバチラス菌)の量、だ液の量と質を調べる検査です。

『コメント』

唾液のpHと緩衝能には問題ありませんが、唾液の流出量が少な目です。唾液の量が少ないと、むし歯になりやすいだけでなく、歯周炎(歯槽膿漏)や口のなか全体の炎症も起こりやすくなります。常用薬(降圧剤、抗うつ薬など)がお有りなら、分泌を抑える作用がないかどうかの確認をお勧めします。細菌培養検査では、むし歯の原因菌であるミュータンス菌、むし歯の進行に関わるラクトバチラス菌ともに多く認められました。フッ素配合の歯磨剤を用いた適切な歯磨きやデンタルフロスの使用により、歯垢をきれいに取り除くとともに、未治療のむし歯、不良な充填物がないかのチェックをお受け下さい。なお、ラクトバチラス菌は、飲食回数(ジュースやスポーツ飲料の摂取回数も含む)が多いと増加します。カンジダ菌も多く検出されましたので、口のなかや補綴物(入れ歯)の清潔にもお気をつけ下さい。
むし歯の予防には、こうした検査を上手に使ってむし歯になりやすい性質かどうかを知っておくことも大切です。
【根管内細菌嫌気培養検査】+【感受性試験】
むし歯を放置すると歯の根の先にまで細菌が広がります(根尖性歯周炎)。こうなる前に適切な治療を行うことが大切です。
歯の根の中に細菌が残ったまま、上に金属やポーセレンなどをかぶせると、また、根の治療が必要になることがあります。その時には、せっかくきれいに出来ている上の部分をはずさなくてはなりません。
歯の根の中に入り込んだ細菌を殺菌する治療に最適な薬を選ぶため、歯の根の中の細菌を培養し、細菌の有無を調べます。細菌が培養された場合には、5種類の抗生物質に対する感受性(効果)を判定します。
抗生物質を含むディスク(白い円板)のまわりにできる細菌の生えていない部分(阻止円)の最も大きい抗生物質が一番良く効くと判定されます。
最も効果のある薬は、歯それぞれで違います。歯の治療にも、薬のオーダーメイドができるようになりました。
情報・資料提供:広島大学 歯学部・広島大学病院 歯科
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