| 口腔癌<症例別ご紹介I> |
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舌癌や歯肉癌などの口腔癌は全癌の約2%を占め,組織学的にもほとんどが扁平上皮癌です。
一部,唾液腺腫瘍や悪性リンパ腫,悪性黒色腫なども発生します。当院では,これらの診断および治療を専門的に行っています.また,白板症,口腔扁平苔癬などの前癌病変と悪性腫瘍との鑑別診断にも重点を置いています。
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外科療法,放射線療法,化学療法,免疫療法の併用による口腔癌治療を行っています。症例により特殊な治療を単独あるいは併用し,治療成績や機能温存の向上を図っています。
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(1)外科療法
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口腔癌の治療の大部分は外科的切除により行われます。またリンパ節転移に対しては頚部郭清術が併せて行われます。手術により咀嚼,嚥下,発音などの機能障害が生じますので,顎骨や軟組織の再建が必要になります。
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左側舌癌の手術前
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大胸筋による舌の再建
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| (2)放射線療法 |
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腔癌は放射線治療に対して比較的奏効率の高い悪性腫瘍として知られています。特に舌癌や口底癌,頬粘膜癌などの軟組織 に限局した早期癌では,良好な治療
成績が得られています。また術前・術後の補助療法としても用いられています。これらの治療は放射線科と共同で行っています。 |
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(3)化学療法
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症例により全身化学療法あるいは超選択的動注法による局所化学療法を術前・術後に行っています。
上記の放射線治療と併用して行う場合もあります。
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血管造影によるマイクロカテーテルの留置
舌動脈が造影されています
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耳介後方にカテーテルを留置します
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抗ガン剤を投与する前に青い色素(インジゴカルミン液)で染色します
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(4)活性化自己リンパ球(LAK)細胞療法と免疫療法
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患者さんから採取したリンパ球をインターロイキン-2を含む無血清培地で培養し,LAK細胞を誘導します。
症例に応じて腫瘍栄養動脈内または静脈からLAK細胞を移入します。また,各種免疫賦活剤や化学療法,放射線療法との併用で抗腫瘍効果が増強できます。
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リンパ球の採取
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LAK細胞の誘導
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超選択的動注または静注
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(5)光線力学的療法(PDT)
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腫瘍親和性の高い光感受性色素フォトフリンを投与し,腫瘍に集積した時期に組織進達性の高い赤色レーザー光 を照射することにより,腫瘍組織を選択的に壊死させることができます。表在性の扁平上皮癌に有効です。
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フォトフィリンの静注
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腫瘍に集積したフォトフィリン
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光照射により癌組織を破壊
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| 情報・資料提供:広島大学 歯学部・広島大学病院 歯科 |